La vida de Serenita

旅とごはんと写真と読書🌾大学生のブログ🍋

#62 鈍行電車の旅のすゝめ

あられが降り、ものすごい雷の中、

自宅から2.5キロ離れた駅まで

歩いて行く選択肢が消えた😒🍂

思えば1週間前、

私がここに来た日も悪天候だったな。

 

 

珍しく1週間バイト先がお休みだった。

その隙を利用して実家に帰省することに。

特に理由はない😶

ただコロナのおかげで

春学期の半年間、実家で過ごし、

10月からまた東京で暮らし始めた私には

都会での生活からの解放が必要だったのだと思う🌱🥺

 

どうやって帰るかって、

鈍行電車

 

東京駅から新潟の長岡駅まで、上越新幹線なら

2時間ちょっとで着いてしまうが、

8100円という高額な運賃💸

それを鈍行電車なら5000円弱で行ける。

半額にもなってないやん!😅

と思われるかもしれないが、

東京のアパートの最寄駅から東京駅まで

そもそも結構値段するし、

私の実家の最寄駅は長岡駅ではないので、

長岡に着いてからもローカル線で運賃がかかる。

それに東京駅に行けば

お土産を買おうかなとか、

新幹線内で何食べようかなとか、

帰省前におろしたお金で財布が潤ったことで

感覚が麻痺して、気付くと豪遊している。🙊

(多分私だけ)

 

それに比べ、

鈍行列車に乗れば、接続を1本ミスると

1〜2時間も予定が狂うため、

ふらふらしている余裕がないから、

財布に手が伸びることがない。

 

ただ、運賃は半額なのに、

時間は新幹線の倍以上どころか、

6〜7時間かかる。

乗り換えがあるにせよ

飛行機移動と同じように身体中痛くなるし、

揺れ続けるので酔い止めが必要😅

その日ベッドに横になっても

ガタンゴトン揺れている感覚が残る😌

 

接続は1本も逃せないので、

トイレに行きたくなるとつらい🤧

まぁ新潟の方の電車はトイレが付いているし、

東京のあたりは1本逃してもすぐに電車が来るけど。

 

そんな時間のかかる方を選ぶのには、

安さ以外の理由もあったり。

 

去年のお正月に帰省を終え、

新幹線で東京に戻ろうとした時のこと。

Uターンラッシュとやらに巻き込まれ、

(というか、自分もその一部😇)

席に座ることができなかった。

仕方なく廊下でスマホをいじっていると、

貧血。

今すぐに降ろしてほしいと思ったくらい

気持ち悪くて、

目の前が真っ白になった🥺🥺

そして新幹線の廊下に座り込むはめに。

(その後席を変わってもらった)

 

それ以来、あの、

長時間狭い空間に閉じ込められる新幹線が

わりとトラウマ😅

だから今まで以上にできれば鈍行列車を

使いたいと思うようになった。

 

 

東京の家を出た日は、外せない予定があり、

夜7時半最寄り駅発の電車にしか乗れなかった。

 

そのため、群馬県の水上(みなかみ)から

長岡行きの終電を逃してしまう😅

(そもそも1日数本しかない)

そこで高崎で一泊することに。

せっかく1泊したので次の日高崎を観光した🥰

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(満足)

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(結局けっこう金使った)

(まぁいいよね)

(高崎良いところすぎてまた行きたい)

 

そして高崎から水上まで行き、

水上からは上越線の長岡行きの電車に乗る。

 

意外とこの最後の水上⇆長岡間が難所。

高崎から水上までで1時間ほどかかるのに、

水上からさらに2時間。

2時間あれば

新幹線で東京⇄長岡を行き来できる。

途中新幹線に乗り換えられる

越後湯沢や浦佐を通るので、

こっから新幹線乗っちゃおっかな

というリアルな誘惑にかられる🍂

 

その日は、夜8時ごろに

長岡に到着する電車に乗った。

 

群馬と新潟の県境を越えるころ、

車掌さんが切符のチェックに来る。

電車は2両編成だし、

客も数人しか乗っていないので

車掌さんが一人一人に声をかけるアナログ感。

切符を持っていないとその場で清算させられる。

上越線ICカードが使えないエリアのため、

例えば東京でICカードで改札入場してから降りなければ

到着駅まで1回も改札を通らない。

すると県境あたりに多い

途中の無人駅で降りられ、

タダ乗りができてしまうからだと思う。

 

ついでにICカードからの支払いが

できないという理不尽さ。

それを知らずに全所持金をICカードにつぎ込んで

車掌さんに現金のみですと言われると背筋が凍りつく。

だからむしろICカードには400円しかチャージしていない状態で

高崎の改札を通った。

しかし高崎観光に疲れていた私は車内で爆睡。

寝ている客にも声をかけると思うが、

私は清算できないまま新潟県に入り、

目が覚めて焦り出す。

 

私の最寄駅は長岡から乗り換えが必要な

無人駅のため、このまま清算ができずに

無賃乗車になってしまう。

そこでまあまあ家から近い

上越線の有人駅で降りることにした。

 

しかし🙄

降りると駅の窓口はもう閉まっており(まだ8時)

結局意図せず無賃乗車になってしまった。

 

次の日朝イチで支払いに行くと、

若干怪しまれたが、

パスモについている入場記録を消してもらい、

高崎からの運賃3000円ちょいを

現金で払ってきた。

 

こんな感じで新潟まで帰省したが、

夜の鈍行電車はただただ眠い。

真っ暗のため景色も楽しめず、

電車のドアが開くたびに吹き込む風で凍えた。

 

普段新潟県の電車は特定の駅を除き利用客は少なく、冷暖房の節約のためにドアが自動で開かないが、今はコロナ対策でドアに触れずに開くよう、毎回毎回全てのドアが自動的に全開になる☃️

 

帰省もあっという間に終わり、

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今日、長岡から東京へ帰る。

朝10時過ぎに実家を出た。

 

雷が鳴り響き、あられが降っている悪天候

雪国では秋に雷が鳴り、天気が悪い日があると

それが冬になる兆候だと小さい頃によく聞いた。

もうなんて呼ぶのか忘れたので調べてみると、

「雪起こし」と呼ばれているらしい。

多分そんな名前だった。

 

私の家は、近くの駅まで2.5キロあり、

最寄駅と言えるのか不明。

歩いて行こうと思っていたけれど、

悪天候のため諦めてタクシーを呼んだ。

タクシーに金を使ったら、

電車代節約している意味が全くないけれど

タクシー券があったので無料で乗れた。

 

今回は駅の窓口で

東京までの切符を購入しておこう。

と思い窓口に行くと、

来た次の日に未払い運賃を払いに行った時に

対応してくれた人だった。

東京の○○駅まで鈍行で。

なぜか笑いが込み上げてニヤニヤしちゃう私。

 

確実に

こいつまた鈍行で帰るんだ

と思われた😌😌

 

そして来た電車に乗って群馬の水上を目指した。

天候は山の方に行くほど悪化し、

ドアから吹き込む風が冷たく凍えそうだった。

それもそのはず、

湯沢のあたりはもうみぞれが降っていた。

 

越後湯沢駅で20分ほど停車する。

乗っていた客が皆降りた。

何人か乗って来たので、私を除いて、

車中のメンバーが総入れ替え😌

 

湯沢から鈍行で県境を越えたがるやつは

そういない。

ほとんどが登山リュックを持った客だった。

私は寒さに耐えかね、ドアのすぐ脇の席から

ボックスシートに移り、

1人で本を読んでいた。

窓の外を見るとうっすら雪が積もっている。

 

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そして電車は県境のトンネルに入る。

景色も見えないので、スマホを使いそうになるが

このあたりは圏外がしばらく続くので、

読書が一番おすすめ。

 

1931年に開通した県境の清水トンネル

全長13490mで途中に2駅ほど駅がある。

この駅を

普段使いしている人の生活が気になるが、

最近その無人駅を活用した

グランピング施設ができ、

それが話題になってからは

利用客が増えていそう。(勝手な予想)

今回もここで降りて行く人が数人いた。

 

このトンネルを作るのにどれだけの費用と

時間がかかったのだろうと考えると

本当に便利な世の中に生きていると思う。

 

川端康成

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった

という冒頭の一節は有名だが、

今回はその逆で、

新潟から群馬県に向かっているので、

国境の長いトンネルを抜けると

真っ青な青空が広がっていた。

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↑この写真は水上から高崎間に撮影。

 

山々の綺麗に色付いた紅葉がちょうど見頃で、

電車の中から見渡せる景色はまじで最高🍂

 

思わぬ絶景に読んでいた本を閉じたが、

私以外の乗客はこれが目当てだったのかもしれない。

カメラを持ったおじさんがしきりに

右側、左側、また右側と移動し、

撮影に忙しそうだった。

 

さっきまでの雷にあられの天気が嘘のように

窓から差し込む日差しに当たって

ポカポカ陽気だ。

 

鈍行電車の旅は良い。

 

しばらくして水上に着く。

私と同じく、

水上からさらに高崎行きに乗り換える人も

結構いた。

 

自販機で抹茶ラテのホットのボタンを押す。

凍えていた手を温めながら、フタを開けると、

勢いよく溢れてきて手がベッタベタになった。

うわ、最悪、、、

と思っていると、電車が来る。

 

高崎までは4両編成になり

一気に田舎を抜け出した感。

 

発車時刻まで水上駅で停車している。

私はドアのすぐ隣のところに座った。

 

湯沢から一緒の、50代くらいの女の人と、

その母親と思われる親子がいた。

私の後に乗車すると、

 

こっち側の方が綺麗らしいの、景色。

 

といって私から斜め向かいに腰掛けた。

 

旅というより帰省から帰る途中の私は

何も考えていないので

 

え、そうなの、どうしよう

 

と迷いつつも、

動けばその話を盗み聞きしていたみたいで、

勇気のない私はやっぱりその席に居座った。

 

電車が発車する前に

中年のおじさん2人も乗り込んで来た。

どちらの景色が綺麗か気にしていないのか

私の座っていた側に座った。

 

出発

 

うん、確かに私の後ろの景色が綺麗。

あのおばさんたちが言っていたことは

本当だった。

(ということで水上→高崎は進行方向左側に座るのがおすすめです。)

紅葉が本当に見頃で、川のせせらぎ(?)に、

古くからの温泉街(かな?)の感じが

ザ、旅のロマンって感じ💖

 

中年おじさんたちは、

 

こっちの景色の方が綺麗ら

 

と言って逆側に移動してしまった。

そして2人のうち1人が

いつか行ったスイスの話をし始めた。

 

スイスの電車から見えた山は

標高も高くて、圧倒的存在感で、

越後山脈とは比べものにならねがった

 

 

いや、当たり前論。

なぜ比べようとしたのだろう、

と1人心の中でクスクスしていると、

 

でも電車からこんなに綺麗に見えるんだすけ

もっとスイスみたいにPRすれば、

人も呼べるろ

 

と。

 

ああそういうことか、確かに。

 

※ごめんなさい訛りテキトー笑 

おじさんたちはおそらく群馬の人だけど、

私が思い出しながら書いたから新潟訛りになってる多分笑

 

見かけによらず

エリートそうなおじさんたちの話に

耳を傾けていると、景色が変わり、

私の後ろは山の斜面になってしまった。

そして私の目の前の景色が

ザ日本の秋的な景色へと変わった。

 

すると皆さんこぞって私側に移動してくる。

 

なーんだ。

 

そんな車窓からの景色に見とれつつ、

読書は捗り、一気に読了してしまった。

そして高崎駅についた。

 

高崎から先は湘南新宿ライン

東京まであっという間に帰れる。

景色は住宅街になり、

旅というよりは日常の景色。

 

こんな感じでまた東京に戻って来てしまった。

 

新幹線やバスだと一気に飛ばしてしまうから

一つ一つこんなところがあるんだ、、

と見れる鈍行はおすすめ。

辺鄙な駅から乗ってくる

地元の人たちの人生まで想像して

色んな生き方に出会える気がする(多分)。

まぁ私も中学生、高校生の頃は側から見ると

そんな辺鄙な駅ユーザーの1人だったと思う。

 

あと、

鈍行列車に乗っていると

乗り換えができる線の案内放送が聞ける。

地味な駅なのに、

意外と知らない路線があって、

それでまたあちこち行けることを

地元に住んでいた時に知りたかったなぁ。

 

こんな田舎なのに張り巡らせてある路線を、

単純にすごいなぁと思ってしまう。

 

田舎の人は電車を使わないから、

自分の周りの路線しか知らない気がする。

私も新潟県上越線信越線しか存在してない

と勝手に思っていた時がある。

 

そんなわけで

やっぱり田舎の人の視野は狭いのかもしれん

と思ったり、でも地元大好き女なので

またすぐ帰省する。

 

私には田舎の方があってる🌱

と思っている時に、

はらだみずきさんの

『海が見える家 それから』

を読んでいたから

尚更田舎暮らしの良さを感じてしまった😙

 

 

-----P.S-----

いつも長くてごめんなさい、、

そしてお久しぶりです、、

最近書いてなかったけど

不思議とアクセスしてくれる人いて、

書いてても書いてなくても

アクセス数変わらんのなぜだろう😂

とりあえずうれしい😚けど、

日本語やばすぎて

自分でも前の記事読み返したくなくなってる😚

 

ワラワラ

 

まぁ、

こいつあほなん?

って思わないで

これからもよろしくお願いします🥺🥺🥺

 

今、ずっとやりたいと思ってた

YouTube始めようと思って、

(やりたいで終わらせちゃうのって

すごい勿体ないなぁって思ったので)

動画編集もしていてわりとブログ放置しました🙇🏻‍♀️

すみません🥺