#63 日本人羊問題🐑by皮肉大好きな米国人。英語だと羊が爆走して寝れません。
お久しぶりです。
最近更新してなかったけど、
書くことが見つかったというよりは、
単純に放置していました。☺️
…
あと動画編集したり写真編集したり
ドラマを見まくっていた…。
(Emily in ParisをNetflixで見て、あとは相棒。
再放送もしてるから1日1相棒はもう幸。)
でももう2020年も終わるから、
まあとりとめもないことを書き残しておこう(?)
今回は、アメリカ人M氏(笑)との
この間の電話のことを書こうかなあ。
※この話は私のインスタにも書いたので、
私の友達でお前この話何回目🤦♀️って方は
電話の内容の部分はスルーっと読んでね💛
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夜、たまに寝れない時に
M氏と電話をします。
昔彼がアメリカにいた時にも
あの人が眠るまで電話していました。
いつもは基本的に私が話し倒すのですが、
今回は1時をすぎていたので、
羊を数えようという話になりました。
🐑💭🐑💭🐑💭🐑💭🐑 💭
私)羊が1匹
M氏)Two sheep
この時点で既に、
どっちかの言語に統一して!
と突っ込まれそうですが、
私たちの会話は常にミックスなのです😀
私)羊が3匹
M氏)Four sheep
...
この辺りで私は、
あれ、sheepは複数なのに、
Sの音が聞こえない。と気になります。
私)ねえ、私がネイティブじゃないと思って適当に発音してない?複数の羊なんだから、ちゃんとS付けてよ。
と指摘してみました。
すると、
M氏)え?羊は単複同形だから複数でもSheepだよ?Like fish! 🐟
と。
ああ、そうなんだっけ💡と記憶を漁ります。
英語には単複同型の単語があって
とっても面倒🤦♀️
スペイン語は羊にもちゃんと複数形があるし、
これは言語によって色々なのかな。
イギリスには羊が沢山いそうだし、
だから1匹より、全体を指して
Sheepと名付けたのでしょうか。
🐑🐑🐑
そしてまた数え始めましたが、
どう考えても日本語の方が
syllable(音節?)的に長いわけです。
私)羊が7匹
と言っても、秒速で
M氏)Eight sheep
と返ってくるので、
例えるなら、
緩やかなカーブを描くような羽根を
スマッシュで返されるような。
のんびり歩いていた7匹目の羊のわきを
8匹目の羊が大暴走して追い越して行くような。
そんな感じです。
そんな爆速で数えていたら
眠気も遠のいてしまう…。
羊を数えるのは日本語がベストだと学びました。
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ところで羊と言えば
もう1つ頭に浮かぶ出来事があります。
(人生で羊にまつわるエピソードが
2個もある人間なかなかいなそうですが。)
私が高校生の頃の話。
私はその日まで徹夜というものをしたことがない
健全な学生でした😌
私の母親は結構厳しいので、
実家では規則正しい生活を強いられます。
ある夜、M氏との間でトラブルが発生。
(私たちは全く悪くなく、第三者が完全に悪い)
その件に関してお互いLINEをしながら
誤解を解いていました。
ひと段落したところで、別な話をしていると、
なんだか盛り上がってしまい、
気づけば時計は2時。
どんなくだりだったのか全く覚えていませんが、
日本人はみんながマナーを守り、
集団、社会からはみ出さないよう生きている、
個性のない人間である
と彼に言われました。
そして彼はこう言いました。
「日本人って羊みたいだよね。」
🐑?
一瞬ハテナが飛び交ったけれど、
会話の流れから、彼が言わんとしていることを
掴めた気がした私は、
「私、うさぎの方がいいな。」
🐰
と返してやりました。
個人的にはうまく返せた気がしていました。
しかし、
「え、それはないな。だってうさぎは沢山子供を生むじゃないか。日本は少子高齢化社会だからうさぎにはなれない。やっぱ羊だな。」
と。
さすがM氏。笑えるものでありながら、
知識も詰め込んだ返答。
ああ悔しい、、。
私が初めて実家でオールをしたのは、
彼とLINEをしていたこの日です。
そのことがあってからしばらくして、
友達の誕生日を祝いました。
私はM氏を友達にも紹介していたので、
私の友達もみんなM氏と友達でした。
彼を含め、誕生日を祝うために5人で集まって、
みんなでショッピングモールまで歩いていると、
歩きながら誕生日プレゼントを渡す流れになりました。
(珍しく)M氏が(気を利かせて)プレゼントを渡すと、
彼女はめちゃくちゃ喜んで、
「えーーなになに!開けていい?開けていい?」
とすぐに開封しました。
私も、
(えーなんだろう!
私は彼からプレゼントもらったことないから羨ましいなあ。)
と思いながら見ていると、
中から出て来たのは、タオルでした。
「かわいいー!!!」
友達はとても嬉しそう。
しかしよく見てみると、タオルには
ワンポイント飾りがついていて、
そこには可愛らしい羊がいました。
🐑
私はこの、彼の皮肉たっぷりなプレゼントに
笑わずにはいられなかったです。
アメリカ人だなあと思った決定的な瞬間でした。
羊とは関係なくなるけれど、
英語は日本語で言う「皮肉」に2つの単語を使い分けます。
1つはsarcasm、もう1つはirony。
そもそも日本語でも、「皮肉」を検索すると
2つの意味が出て来ます。
①相手の欠点・弱点などを、(逆にほめたりして)遠まわしに非難したりからかったりすること。
②物事が予想や期待と違って、よくない結果になること。
(明鏡国語辞典)
英語では前者がsarcasm、後者がironyで、
アメリカ人が多用するのは前者の方です。
アメリカ人といえば大体
フレンドリーで自由🗽
といったステレオタイプ(?)だと思いますが、
私にとってアメリカ人は
とにかく皮肉sarcasmの大好きな人たちです。
基本的にアメリカのコメディードラマの
笑うツボはこのsarcasticなセリフの部分で、
日本人がアメリカのコメディードラマを見ても
面白くないと感じてしまうのは
sarcasmを言う文化があまり日本にはないから?
だと思います。
私の妹は、完全に私とは真逆の人間で、
全く海外に興味のない、なんなら
外国人のイメージする、アニメ、メイド、Kawaii
日本文化が大好きです。
でも小さい頃から私よりもアメリカのドラマが大好きで、
Eテレで放送されていた海外ドラマは毎回見ていたので、
無意識のうちに完全にアメリカナイズされています笑
だから皮肉sarcasmばっかり言うので、
いつも彼女と話すとM氏と話している感じがしてしまいます。
(本人に言うと全力で嫌がられますが、事実。)
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話は戻って、
そんなsarcasticなアメリカ人に
日本人は羊みたい、と言われ、
どの辺が羊みたいなのか考えてみました。
🐑
一斉に放牧され、笛を吹いたら一頭も迷わず
一斉に帰って来る羊。
迷うこともなしにルールに従い、
集団行動は大切だから
周りからはみ出すことはしない。
羊1匹1匹に違いがあったとしても、
羊は集合名詞としてsheepで数えられる。
そんなところがきっと羊と日本人の共通点。
それから、偶然だと思うけど、
日本人Japaneseも単複同形。
羊と同じく、1人だろうと複数いようと
JapaneseはJapanese。
アメリカ人は、AmericanとAmericansで
単複区別をするのに。
そして私はあの日、
羊じゃない日本人になろうと思いました。
あれから4年がたち、羊を数えていたら
ふとこの件を思い出したわけです。
私は羊じゃない日本人になれただろうか。
日本人は羊みたいだとしても、
私は羊なのか。
考えてみました。
自転車に乗りながらバイトの行き帰り、
電車の中やオンライン授業を受けながら。
そして出た結論:
やっぱり羊な気がします。
犬と育てられた猫が自分を犬だと思うように(?)
周りが羊の中で育った私は羊以外には
なれないみたいです。
まあ多分放牧と同時にひたすら遠くまで行き、
笛が鳴ってもたまに戻ってこないくらいの
そんな羊な気がします🌿
そしてそんな羊でいるのも
悪くないと思い始めました。
羊じゃない日本人を目指すよりも、今は
色のついた羊を目指そうかなって。
遠くから見てもあれは私だと分かるヤツ。
そんな羊。
🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
羊についてこんなに真面目に考えている人
絶対私だけ(笑)
あ、ぜひ寝れない時は
英語で羊数えてみてください。
多分羊、爆走します 🐑💨 🐑💨
あ、あと結構前に色々書いて、
下書きのまま放置されているやつ、
いくつかあるので、ちゃんと読んで直して
そのうち公開にしよっと。
2020年も残り少ないので、
頑張ろ。。。