La vida de Serenita

旅とごはんと写真と読書🌾大学生のブログ🍋

#75 本屋大賞ノミネート作感想(後半) 先月の続きです笑

前半出したのいつって話ですが

本屋大賞ノミネート作感想後半です😵👏🏼

 

 

 

 

 

お探し物は図書室まで

by 青山美智子

 

お探し物は図書室まで

お探し物は図書室まで

 

 

最後まで素敵な作品だった。

文句なしの本屋大賞2位

 

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。

狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。

そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」と――。

自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

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5つの短編からなる本作。

今回のノミネート作、短編集が多い!

短編集と言いつつ

5つとも全くバラバラの話ではなく、

伏線をどんどん回収していく感じ。

 

今手元に本がないので(実家に置いてきた😇)

何個目の話に出てきたか怪しいのだけど、

私が結構共感できたのは

お店を始めたいと思っている人のやつ!(雑ww)

 

「お探しものはなんですか?」

 

と聞かれて主人公が答えるのよね。

 

「何を探しているのかって...

もてあましている夢の置き場かもしれない。」

 

なんかすごい、素敵な響き!!✨✨✨

私ももてあましている夢の置き場探してる!!

って思った😂

 

 

司書さんの言葉1つ1つがものすごく刺さるし、

私も切実にカウンセリングしてもらいたい😅

 

こんな図書館あったら通っちゃう...

 

学生よりかは

仕事をしている方にオススメです。

 

いらない仕事なんてない、

かっこ悪い仕事なんてない、

だって社会から必要とされない人はいないし、

どこかしらでみんな、社会と繋がって、

社会を支えて、社会を構成してるんだな〜

って気持ちになれます。

 

青山さんの本、

他にも良い本あるので読みたい...

 

軽いタッチでふんわり描かれていて、

キラキラすぎる言葉に溢れてる本!📖

 

星4.5!!★★★★☆

↑コンマ5が表せないの忘れてた笑

 

以下心に留めておきたい言葉(厳選)↓

 

いつかって言っている間は、夢は終わらないよ。美しい夢のまま、ずっと続く。かなわなくても、それもひとつの生き方だと私は思う。無計画な夢を抱くのも、悪いことじゃない。日々を楽しくしてくれるからね

🥺🥺🥺

 

「いつか」が夢を見続けるための呪文だとしたら、その夢を実現させるためには何を言えばいいんだろう。

ね。ほんとに。

 

どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ

🥺👏🏼

 

でも、何かを始めるときにはそれがあとから役に立つかどうかなんて、考えたことないですよ。ただ、心が動いたら、それだけでトライする理由になると思うんです

🥺😭

 

誰かにとって大切な一冊になる本との出会いが、本屋にはあるんだよ。

🥺😭🥺😭✨

 

 

滅びの前のシャングリラ

 by 凪良ゆう

滅びの前のシャングリラ

滅びの前のシャングリラ

 

 

去年の本屋大賞受賞作家、凪良ゆうさんが

2年連続ノミネートということで

話題にもなっていました。

この話もグサグサときたきた。。

 

「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。
なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」


一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。

圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。

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私は凪良さんの作品が好き😳💕

 

 

感情とか気持ちの表現がドンピシャすぎて...

あれ、この感情、

どうやって説明すればいいの💭

ってやつを文字化してくれるところが

本当にすごい。

 

あと描き方が繊細。

1人1人、登場人物を大切に大切にしていて、

魂を込めて書いている感じが

伝わってくる描き方。

 

好きですと言いながら、

これでまだ2作目なのだけど😳笑

1年ぶりに読めて幸せでした🥰

 

 

この本は読み進めれば読み進めるほど

どんどん世界が崩壊していくんだけど、

いつも通り凪良さんの文章の世界観に

入り込んでしまった📖

 

目の前に情景を浮かべた時に

隅々まで色を塗ってくれるくらい

1文1文の彩度高いから

正直吐きそうになるような場面もあったり...

 

読み終わってテレビつけて、ニュース見て、

どのチャンネルもコロナの話しかしてなくて、

安心(笑)

あ〜よかった〜地球滅亡しないよね!!

って(笑)

 

そのくらいこのお話の世界観に入れる。

 

読みたい作品は他にもあるのでまた読みます。

 

タイトルのシャングリラとは、

理想郷という意味があるそうです。

もうタイトルに設定からし

おもしろいに決まってるじゃん、という。

日々の生活に追われていると

見えなくなってる幸せってあるな

と改めて気付かさせてくれる作品でした。

 

最後がなんだか悔しいような、

やりきれないような、🥺

読んでからもう一度、あらすじにある

 

「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。
なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」

 

の部分を読むと苦しくなってしまう、、

 

 

 

★★★★☆ 星4つ!

去年の『流浪の月』が面白すぎたので...😅

 

 

出口のない未来ごと、もうどかんと一発ですべてチャラになればいい。そんなふうに、たまにやけになってしまうのはぼくだけなんだろうか。ぼく以外のみんなは煌めく毎日を送っているだろうか。世界のどこかに、ぼくと同じ気持ちのやつはいないんだろうか。

ごく平然を装いながら、まったりと絶望しているぼくのような誰かは。

「まったりと絶望」って…何でこんなに表現が的確なんだろう。

 

毎日自分たちの弱さや卑しさを恥じながら、それでも生きるしかない。

 

 

 

この本を盗む者は

by 深緑野分 

この本を盗む者は

この本を盗む者は

  • 作者:深緑 野分
  • 発売日: 2020/10/08
  • メディア: 単行本
 

 

 

「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。


“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”


本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

「呪われて、読む。そして書く――私たちは!」

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私が読んだ7冊の中で、

3冊目に読んだ作品がこちら!

 

正直な感想を書きますと、(笑)

最後こそおもしろかったものの、

なかなか入り込めなかった。

3冊目で突然ペースを乱され、

読むのに3日かかりました。

(基本的に1日で読破する派😕)

 

けっこうファンタジー要素強いです🔮

 

ハリーポッターですら全作

見たことも、読んだこともないくらい

ファンタジーには興味がない私...

『鏡の孤城』くらいのファンタジー度が限界😅

 

ファンタジーの好きな方にはオススメです。

 

 

まぁでも最後は面白くて、

ん?!?!?!

え、、、!!!ってことは....!!!

という感じでまた最初を読んでしまった笑

 

前半2/3頑張れば読み切れると思います。

 

にしてもずっと作者男性だと思っていたのに

女性なんですね...

 

この方の『ベルリンは晴れているか』も

けっこう有名(2019年本屋大賞3位)ですが、

まだ読んでいないので

そっちは期待したいです✨📖

 

星3つ!!★★★☆☆

 

 

本はこの世に存在しなければならないの。

 

部屋の中にいても、知らない世界に連れて行ってくれる物語。

 

 

推し、燃ゆ

by 宇佐見りん

 

推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

 

 

 

「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」

 

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。デビュー作『かか』は第56回文藝賞及び第33回三島賞を受賞(三島賞は史上最年少受賞)。21歳、圧巻の第二作。

 

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最後!!『推し燃ゆ』

作者はまだ21歳、芥川賞受賞作として

話題だったこちらの作品。

作者が年下ってところでもう驚き…。

 

描き方は絶妙な比喩表現が使われていたり、

コンセプトも今の若い人に合っているし、

現代っぽい作品。

 

ただ本屋大賞に向いてる作品かといえば

そうではない...。

 

そして私は共感できなかった...。

 

 

働いたお金を推しに貢いで、

批判されても推しを守って

推しの誕生日を1人で祝ってあげて...

っていう行動が私には理解できなくて(笑)

(全国の推しがいる方を敵に回す😅😅)

 

「推しは私の背骨」って...

それを依存だし逃避というんだよ!!

って思ってしまう😇

 

推しがいる方は絶対共感度高い!

色々な人が書いている通り、

推しがいるかでこの本の評価は変わりますね😅

 

私的にはあまり刺さらない本でした(笑)

起承転結がはっきりとした作品の方が好き。

 

 

てか、推しって何(笑)

いや、私の1番仲良い友達も

この主人公のあかりレベルだから分かるけど...

わからない😅💭

 

はまっているとか、大好き、とか

もうその程度では説明つかないんだろうな。

日本語の「推し」って言葉ってすごいな。

そこに着目して書いた作者もすごい。

 

多分いくらでも分析しようと思えばできるし、

表面的な部分だけで

良し悪し付けてるような私みたいな人には

理解できない良さがあるのだと思いました😌

 

 

本自体は短めなので簡単に読みきれます。

 

 

星3つ!!★★★☆☆

 

 

※この本だけ刺さった言葉をメモする前に

売ってしまったというwww

 

 

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ということで以上全7作でした📖✨

 

 

はあああ終わった....

後半の感想の雑さwww

もう本屋大賞とかいつですかってくらい

前だから😅😅😅

 

でも今も書店に行くと

ポップアップカードがついて並んでるから

遅くはない、ということにしておこう😌😌😌

 

これから本屋大賞の本買おうとしている方は

ぜひ参考に...といっても中途半端😇

 

 

最近新しく購入した本棚も埋まってきて

本の置き場がない...けど

今月も8000円分しっかり本に貢いだ🥲📖

それでも欲しい本が沢山で、

リストがどんどん増えていく...

 

今は今月末にある試験の勉強に忙しいので

全然消化できていないですが、

また気が向いたときに読書記録します📖💭

 

 

 

読んでいただきありがとうございます💙