La vida de Serenita

旅とごはんと写真と読書🌾大学生のブログ🍋

#14 パナマ旅行記 5日目 貧困/犯罪という現実 ベビーシャワー

*今回は結構長い真面目なこと書いてみる。

 

5日目: 続き

 

パナマ運河に行ったあと、

前通ってた学校に行ったんだけど、

意外と外部の人の侵入に厳しくて

警備員さんに止められて

中に入れずw

 

友達が運転してくれたから

久しぶりにダウンタウンに行った。

 

ここからちょっと真面目な話笑

 

3年半前、私が留学してた時は、

本当に歩くのが怖かった。

外務省のHPで危険度レベル2の地域で、

「不要不急の渡航は止めてください。」

に分類されていた。

と言っても毎日スクールバスでダウンタウン

通ってたし、ホストファミリーとよく歩いた。

中米で治安の悪い街の1つとして有名だった。

パナマ人ですらコロンには

なかなか寄り付かない。

f:id:serenita:20190919145318j:image

↑3年前に目の前で少年たちが

軍に確保されるところ(多分麻薬か窃盗)

 

3年半前は麻薬強盗誘拐などなど

犯罪が溢れてた。

その根本的な原因は貧困なんだよね。

危険だから車の中からしか撮った写真はないけど

まず集合住宅に屋根とか窓がない。

配線はむき出しだし、側溝にはゴミが溜まってて

(ポイ捨てとかのレベルではない)

生活排水が2階の部屋でも

そのままバシャバシャ滝のように降ってた。

側溝に溜まった排水は緑とか白に変色してて

悪臭が半端ない。

2階以上に住む人はゴミを下に持って行くのすら

面倒なのか、上から投げるの。

だから整備されてない電線に

沢山ゴミが絡まりついてた。

極度に痩せた人が道端で寝てて

ホームレスも多い。

30度を超える日差しと90%の湿度

全てが腐敗してて、

常にゴミと下水の臭いがする。

肉屋の前では虫はたかるし

動物の臭いと混ざって

息を止めないと歩けない。

 

伝わった…?

 

3年半前見たコロンのダウンタウンの光景は

一生忘れられないです。

 

そのコロンのダウンタウンに行ってみた。

f:id:serenita:20190919112537j:image

建物はあんまり変わってない。

雨も降ってないのに道路に水があるのは

全部生活排水。

でも外にいる人、歩いてる人がすごく少ない。

普段なら家の中が暑いからもっと住人は外で

過ごしているのに。

 

そしたら嬉しい話を聞いた😃

この3年半でコロン市はダウンタウンを再開発するため、住人全員を別の場所にある

市営住宅に強制移動させたらしい

まだ残ってる一部の人がここで暮らしてるだけで

ほとんどがこの不衛生な建物を抜け出せた。

本当によかった〜

f:id:serenita:20190920012926j:image

↑移住場所。綺麗!

ここが新たなスラムにならないことを祈る!

そして

次来るときにはダウンタウンが再開発されて、

綺麗な建物が並んでるといいなあ。

 

だからもうコロンは治安改善されて

レベル1に引き下げられてます。

パナマは今ほとんどの地域は危険情報が

出てないか、レベル1の地域で

外務省のHPほぼ真っ白✨✨

逆にコロンビアは全面レベル1

薄黄色は塗ってあってレベル3まであるから

そっちの方が危険かも。

 

 

ドライブしてくれた友達は

ガソリンスタンドを経営してて、

親は中国人パナマに移民として渡った。

だから彼女は中華系の2世で、

スペイン語広東語バイリンガル🗣

マンダリンは話せない。

 

私が留学中のある日の夜、

両親が中国に帰省してる間に

5人の強盗に入られて

お兄さんが銃で撃たれて病院に運ばれた。

現金も盗まれた。

 

そんな辛い状況にいても

2日後に普通の顔をして学校に来た

びっくりした。でも

パナマでは普通のことなんだな

って思った。

ニュースにもならなかった。

 

「中国に帰っても貧しいし、文化的にパナマ人として育ってるから中国には住まないかな」

って言ってた。

パスポートもパナマのものしか持っていない。

「日本に行きたいけどビザが必要だよね〜」

と悩んでた。

すごく強く生きてて、

だから私は彼女が好き。

f:id:serenita:20190920005714j:image

その子から別れ際に(上の写真とは別に)

巨大なイヌのぬいぐるみをもらった🧸

かわいい!!ありがとう!💖

って思ったのは一瞬。

…どうやって日本どころか

コロンビアに持ち帰るのw

あと中国語版カッパえびせん。

これがいわゆる逆輸入ってやつ?w

f:id:serenita:20190920002324j:image

そんなお金ないと思うけど、

いつか、日本に遊びに来てほしいな。

何年後になろうと待ってる😌💖

 

その夜、ママさんの姪っ子の妹さんの

ベビーシャワーに招待された💖

そう、繋がりの多さで中南米の家族構成を

説明するのはかなり難しいw

だから名前出すね。

ママさんの姪っ子さんはジョア💁🏽‍♀️

私もジョアって呼んでる。

 

ベビーシャワーは、妊娠7ヶ月目くらいの

女の人が、安産祈願みたいな形で

知り合いを招待してパーティーをするの🍼

パナマというよりアメリカの文化かな。

招待客はプレゼントを持って行くから

日本でいう出産祝いみたいな感じ。

 

私はジョアと大の仲良しで、

彼女の娘2人(アビジェネル)とも仲良し❤️

パナマの第2の家族って感じ。

留学中はジョアに沢山話しまくって、

沢山泣かせてもらった。

 

そんな彼女の妹さんのベビーシャワー👶

ジョアの妹さん(ティアニ)は

今はアメリカに移住してて、

ベビーシャワーのためにパナマに帰国してた。

留学中にも帰国してたから会うのは2回目。

 

次の日かな、私はママさんから聞かされて初めて

貧しい家庭に生まれた育ったジョア

養子だったって知るんだけどね。

 

で、ベビーシャワーは色々と大変だった。

まずティアニが妊娠7ヶ月ではなかったことに

ママさんは疑問だった。

そしてアメリカから子供の父親を

連れてこなかったことも怪しがってた。

だからママさんは何かおかしいから帰るよって

言って帰った。

真実はよく分からないけど、

ママさんはとにかく怒ってたww

…私がジョアナと沢山話してたのに

嫉妬したのもある…。

 

留学中もずっとジョアは私の逃げ場だった。

スペイン語できなくても下手な英語で

話してくれるし、ご飯も美味しくて好き。

だからママさんはめっちゃ不機嫌になった…

めんど。。。笑

 

まぁそんな感じでベビーシャワーから

帰ってきて寝ましたw

 

この日その家の近くで

タクシードライバーが銃で殺される事件が

起きました。

それなのに同じ日に起きた

アメリカのウォルマートでの銃撃事件について

みんな怖いねって話してて、

私だけですか。

身近な恐怖に鳥肌を立てたのは。

 

以上、貧困、

そして貧困から犯罪という現実が

ものすごく身近にあって、

それでも力強く生きてる人たちと

少しずつ改善に向かってるのかもしれない

コロンシティーについてでした〜

 

書きたいことは沢山あるけど上手く文にするのが難しい😅

 

続く。