#41 ヨーロッパ旅行記6日目 リスボンからファーロへ ファーロ観光
ヨーロッパ旅行記6日目:
朝はまた5時から目が覚めた。
出発の支度をする。
朝ごはんはまだ余っているブドウ。
しかも全部食べきれずに持ち歩くことに。
10時くらい発の鉄道を予約していた。
今日はファーロまで移動する。
ファーロはポルトガルの南に位置する都市。
特に有名でもなんでもないが、
この後南スペインの方に行きたいため、
途中の街、ファーロで一旦泊まりたい。
ビバビアジェンで乗れ、
席も自由席だが、
リスボンと他の都市を結ぶ長距離移動は
同じCPでも乗り方や運賃が異なる。
ファーロまでは事前に予約しておくのが良い◎
泊まっていたアパートを後にして、
サンタアポローニャの駅へ向かう。
この坂道、上りもきついが、下りもきつい。
コンクリートなら下りはスーッといくだろうが、
ヨーロッパあるあるの石畳の道🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️
なんとか駅に着くとわりと時間が迫っていた。
これからオリエント駅に行かなければならない。
オリエントに慌ててついたが、
鉄道を見てみると15分前にも関わらず
まだホーム番号すら発表されてなかった😄
この小さなモニターに表示される。
そのすきに朝ごはんを調達。
駅の中のカフェで、
中南米行くとよくあるオレハスってやつ、
(ポル語でなんて言うのか分からないけど)と
パステルデナタ(エッグタルト)を購入。
再び戻ってくるとホーム番号が出ていたので
ホームに移動。電車に乗った。
全席指定だけど改札とかは特になし。
充電もできるし、
フリーWi-Fiの文字もあった。
が、接続できなかった😄
ついでに窓が汚くて景色がくすんで見えた。
さらに初夏とはいえそこまで暑くないのに
冷房がガンガンに効いていて寒い。
その冷房からはオレンジの匂いがした。
トイレはかなり汚かった。
スペインで乗っていたRenfeのトイレは
綺麗で快適だったのでガッカリ。
とはいえ、CP(ポルトガル鉄道)は
経営難というから仕方がないのだろう。
途中で電車は何もないところで停止し、
運転手がチケットを見にくる。
外国人はパスポートを見せれば良い◎
この作業が終わるまで電車は動かないw
ファーロまで3時間半暇だった。
これもまた終点なので降り逃すことはない。
ファーロについたのはお昼すぎだった。
小さな海辺の街という印象。
ほぼ観光客もいない閑散とした町で、
アジア系は私たちしかいないと思った。
ホテルへ向かい、荷物を置いてから出直した。
旧市街を巡る。
ファーロには干潟があり、
野生の鳥が多く生息している。
旧市街に入る時にくぐる門、
アリコ・ダ・ヴィラの上には
コウノトリの巣がいくつもあった。
コウノトリを見たのは初めてだった。
妹は鳥好きなので、何だかよくわからないが騒いでいた。
旧市街には特に何もないが、
白い壁の建物が続き、オレンジのなっている木が
何本も植えてある、
オレンジと白のコントラストが美しい。
小さな広場にはアルフォンソ3世の銅像もある。
が、アルフォンソ3世と聞いても
ピンとこないのは私だけだろうか。
旧市街の中心にあるのがファーロ大聖堂。
これはイスラム統治時代のモスクの跡地に
建てられたそう。
実はファーロはイスラム勢力が
最後まで続いた場所でもある。
そのまま海沿いに出ると
海に沿って線路が1本敷かれている。
1日1本程度しか通らないが、
景色は綺麗だった。
日本一海が近い駅の1つがあるのは新潟県だが、
もしかしたらファーロの方が近いかもしれない。
仕方ない。
旧市街の中にはお土産屋さんもあり、
特に魚の缶詰のお店が素敵だった。
ポルトガルのお土産で人気な魚の缶詰。
シーズンには日本人もある程度来るのだろう。
わざわざ説明の日本語版を持ってきてくれた。
中身は置いといて、缶詰自体がとても可愛い💕
買わなかったけども。
これが実際にもらったパンフレット。
1番左の、上から3つ目、
小のオリーブオイル漬け
など、気になる商品が沢山ある😌😌😌
日本語のミスではないが、
イワシとピーマンの缶詰もだいぶ気になるw
このお店の説明が書かれた表紙がこちら。
説明の日本語が大変なことになっている😌😌
イワシ カッコ 大西洋の女王 カッコ閉じ
という強烈な出だし。
イワシは大西洋の女王らしい😌
カッコの中身が説明というよりむしろ
余計複雑にしてくる。
が、お店は本当にオシャレで可愛いので
ファーロに行くことはあまりないと思うが、
行ったときは是非寄ってみて欲しい。
それから日本食レストランもある。
その名もMAGOYA。
名古屋の間違いかと思われる😌😌😌
その時点で日本人が経営してるとは思えず。
オフシーズンなので閑散とした街。
日中は日差しがかなり強く
南の方に来たなという感じがした。
肌に突き刺さるような感覚。
周りの人はタンクトップにショーパンのような
リゾートのような格好をしている人が沢山いて
やはり気温はかなり高いと思われる。
暇だったのでしばらく海沿いのベンチで
休憩がてら日光浴🌞🌞🌞
(これがこの後間違いだったと気づく)
お腹が空いたので発見したマックへ。
この旅で何度お世話になっているか分からないが、
マックが好きなわけではなく、
長居して疲れた足を休ませることができるので
いつも入ってしまう。
マックにいると
高校生くらいの女の子たちが入ってくる。
この街に生まれたらどんな人生なんだろう。
年中強い日差しがさしてて、
海がキラキラしてる、それ以外何もないこの港町。
雪国で年中晴れることが滅多にないところから来た私より少なくとも
ポジティブになれそうだった。
マックで休んだ後に、
カルモ教会という教会まで歩いた。
旧市街からは少し距離がある。
カルモ教会はとても独特。
学生なら1€で入らせてもらえた。
通常の祭壇も金ピカで美しいが、
小さな庭を抜けて奥にある礼拝堂が有名。
なんと壁、天井一面人骨が埋められている。
修道士たちの人骨だそうです。
もう古すぎて頭蓋骨が落ちてしまっている所も
多々あるけど、
人骨堂を初めて見た私には衝撃でした…。
きちんとそのあと祭壇でお祈りをしてから
出ました◎
ファーロまで来ると、日が長く、
夜8時前まで明るかった。
しかし観光客の少ないオフシーズンのため、
レストランなどが早くに閉まってしまい、
ご飯を食べ損ねた🤦🏻♀️
開いているレストランも見当たらず、
旧市街の中で戸惑っていると
おばあちゃんに声をかけられた。
最初は何を言われているのか聞こえなかったが、
1ユーロ
と力のない声で言って
手を出していることに気づいた。
私はすぐに知らないフリをした。
するとしばらくしておばあちゃんは別な人に
声かけに行った。
妹がボソッと、
知らない間に盗むスリより
あぁやって声かけてくる方が
よっぽどタチいいよね。
と言っていた。
考えてみれば
たった1ユーロ欲しかっただけなのに
なんで無視したのか。
自分がとても惨めに感じてくる。
情熱の国スペインと対照的に
哀愁の国ポルトガルと言われるが、
素朴な街並みなどを見ていると、
色々考えることが浮かぶ。
そこが旅の良さの1つであることに間違いはない。
早く寝よう。
明日スペインへ戻る。
ファーロの観光は半日で十分かもしれない
と個人的には思った。