La vida de Serenita

旅とごはんと写真と読書🌾大学生のブログ🍋

#42 ヨーロッパ旅行記7日目 ファーロの島ツアーで人間観察してみた/セビージャへ行く

ヨーロッパ旅行記7日目:

 

今回のブログはちょっと長めです。ごめんなさい。

くだらない人間観察の話が半分以上を占めています笑

 

 

目が覚めたのは珍しく8時ごろだったと思う。

歩いた量で言えば

大都市にいた時の方が圧倒的に多いが、

ファーロでは強い日差しに疲れていた。

 

顔が真っ赤になりかけていた。

体が火照っている感じがしていた😶

 

思い出されるのは昨日海辺のベンチで

何十分も日光浴をしてたこと🤦🏻‍♀️

多分体が冬からいきなり夏になって

ついていけなかったのだと思われる。

 

調べるとホテルよりもっと奥に

小さなモールがあることが分かった。

そこにちょっと行ってみよう。

今日はバスでポルトガルを去り、

スペインはセビージャに行く。

しかしバスは7時ごろ。

この小さな港町で過ごす時間はまだまだある。

 

とりあえずモールに着くと

ご飯を食べれそうな場所を探した。

田舎町のモールは想像するモールとは少し違う。

 

朝ごはんを食べるカフェも何軒か入っているが、

生花やナッツ類を売っている店もあれば、

生肉や生魚を売っている店もある。

チーズの店まであった。

なかなか臭いがきつい。

 

その臭いを避けて入ったカフェ。

まずは店頭で注文をする。

だが、基本的にパンに名前が付いていて、

その脇に値段がふってある〜なんていう

日本みたいな親切なショーケースではない。

 

ポルトガル語もできないのに

どう注文したら良いか迷った。

これ!と指を指せるものもあるが

種類が多すぎて、分かりづらい位置にあるものも。

 

できる限り商品の見た目を細かく英語で伝えると

間違いなく伝わってくれた💕🥺

こうした経験が自分に自信をつけてくれると思う☺️

 

妹はチョコレートケーキ、

私はクリームが入った揚げパン

そしてピザパンを注文。

何ジュースがあるのか分からないので、

前の人も頼んでいたオレンジジュースを頼む。

 

皿に乗せてくれたものが出てきた。

オレンジジュースはその場で

オレンジを入れて機械で絞ってくれた。

この機械、わりとスーパーとかでも見かけた。

絞りたてのオレンジ100%ジュース🍊🧡

なかなか日本ではできない贅沢だと思う。

 

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パンの味もすごく美味しくて満足。

幸せすぎる朝はわりと平凡な町で訪れた🌞🌞

 

モールの地下にはスーパーが入っていたので、

ポルトガル最後のスーパーのお土産散策。

 

プリンはポルトガルが発祥地という話は

結構有名だと思う。

ということで、本場のプリンのもとを購入してみた。

 

さて、モールを出てまた足は海の方に向かっていた。

このままではまた日光浴をすることになる。

 

港に着くと、昨日は海水に埋まっていた干潟が

今日は水が引いて陸地が見えていた。

昨日とは景色が全然変わったな〜

と思って歩いていると、

島のツアーに行かないかと誘われた。

実はこれは昨日から誘われていたもの。

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ファーロの干潟の奥には何個か島がある。

(地図の白い部分)

そこに連れて行くのと同時に、

バードウォッチングもするツアー。

🦆🦆🦆

1人25€というので暇つぶしに行ってみた。

 

チケットを売ってきたおじちゃん、

さっき出たばかりのツアーを呼び戻し、

私たちを船に乗せさせるらしい。

 

ツアーに誘ってきたのは向こうであり、

無理に船に乗せて欲しいと頼んだ訳ではないが

もう船は船着場に着いていたため、

私たちはなぜか焦らされ

走れと言わんばかりのジェスチャーまでされたw

すでに船に乗っていた3組のカップルと船長と

島巡りに出発🏝

 

なんだか私たちが遅刻した人になっているw

しかも皆欧米系のカップル。

私たちアジア人姉妹は

かなり変わったやつだと思われたと思う。

しかし大丈夫。

他のツアー参加者の方が

何倍もキャラが濃かった😌😌😌

 

ツアーメンバーを紹介していこう〜

1組目。

私たちの目の前に座っている白人カップル👫

話している言語が分からなかった。

英語のように聞こえることもあったので

イギリス人?

英語を母国語とする人は多くいるが、

ヨーロッパにいることを考えると

イギリス人が1番確率が高いだろう。

 

次、2組目。

後ろの席に座っているカップルの1つ👫

こちらの彼女さんは付け爪を付けているのだが、

サイズが異常に大きいのと、

不気味な色だったのが気になった。

 

最後3組目。

後ろに座っているもう1組のカップル👫

英語があまりできず、

船長さんと会話していたことから、

ポルトガル人と思われる。

(ブラジルの可能性も捨て切れないが。)

彼女さん、ぐでたま色のパンツを履いていた。

日本では絶対見ない色😌

 

いずれもあまりはしゃぐタイプではなく、

静かなツアーだった😌🌞

 

船長さんの英語はかなりなまっていたが、

干潟の生態系について説明してくれた。

 

9割以上を日本に輸出しているという魚の話も

していたが、何の魚か記憶にない。

と思って色々探っていたら、

マグロだと思い出した!!!

一応確認に、

マグロ 日本 輸入先

で検索しても出て来ないので

9割輸出しても日本の輸入先トップ3の国ではない。

 

鳥たちは干潟で日光浴。

水が引いているので普段は海の中のカニなども

見ることができる。

 

15分ほどで干潟を抜け、

島のエリアにやってきた。

ファーロから見て右側の島は

鳥の保護区にするということで、

政府は島を取り上げようとし、

Desearted island

見放された島

という名前を付けたが、

現地の人からは異なる呼び方をされている。

この島には現在、

口髭のある太ったおじさんが

1人で暮らしているという

犬もいたが先月亡くなったらしい。

地味に個人情報をバラまく船長🏝

 

まずはその島に上陸してみた。

45分くらいしたら帰ってきてよ〜

と指示。

 

島は未開発のため、草が生えまくってるので

板で歩道が作られていた。

それを辿るとその1人で暮らすおじさんの

レストランに到着するとか。しないとか。

私たちはビーチで遊んでました。

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たしかにビーチは静かだし、

夏になるとリゾート化するのも納得できる。

鳥たちが日光浴をしている様子が

とてものどかで平和だ🏝

 

日本人ぷりを発揮して、

指定の10分前には船に戻ると、1番乗り

だがすぐに前に座ってたカップルもきた。

やはり時間を守るあたりがイギリス人な気がする。

ここで国民性が出るから面白い。

時間になると付け爪カップルもやって来た。

 

残るはぐでたま色パンツのカップ

なかなか来ない。

指定の時間から10分すぎた頃に

その姿が遠くに見えた。

船長は最初に私たちを走らせたように

急がせるジェスチャーをしている。

 

ソーリ〜

と言いながら全員揃った。

 

出発〜!

 

次はお隣のファーロから見て左側の島にゆく。

こちらは住人が100人未満。

大体が退職後の老後を過ごしている人だ。

7割の家は別荘で、バケーションになると

ポルトガル人が遊びに来るらしい。

お店やレストランもある。

毎日若者がパーティー生活をするらしい。

30軒ほどはコテージとして貸し出しているので

泊まろうと思えば貸してもらえる。

 

んじゃまた50分後な〜

 

先ほどのことがあり心配なのか、

ぐでたま色のパンツカップ

ポルトガル語で船長に時間を確認していた。

 

上陸してみると、確かに整備された島だった。

ごみ収集場もあり、本土に持って行くのだろう。

 

大体前のカップルについて行くしかないが、

なんとなくフォローしてるみたいで嫌だな

と思った時、

後ろから声をかけられた。

振り向くとぐでたま色のパンツカップ

 

 

あの〜集合時間て何時やっけ??

 

あまり英語は得意そうじゃない。

えぇーあなたさっき母語で聞いてたじゃない〜

と思いつつ、

50分後だと思います、だから○時くらい?

と教えてあげた。

 

島は平和な生活だ。

前に座ってたイギリス人(?)カップルと

ある程度の間隔を開けながら

真っ直ぐ歩いていくと灯台があり、

ビーチに出た。

カップルの方は堤防のほうに行ったので

私たちはビーチで写真を撮ったりした。

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特にやることはなく、日差しがつき刺さる。

イギリス人(?)カップルが

堤防でロマンチックな時間を

過ごしているのを見届けた😄

 

そろっと戻ろうと思い、

船のそばに行くと、そこにはすでに

ぐでたま色のパンツカップが。

今回は遅れまいと本気になったのだろうか。

 

私たちは日本人らしく1番乗りを果たせず。

 

船に乗り込んでファーロに戻った。

戻る途中の船長の話によると、

ファーロには前まで醸造があった。

そこでビールを生産していたが、

わずか4年で終わったらしい。

何があったのだろう😌

 

ところでその醸造という単語、

Breweryと英語で言うが、

去年この単語を初めて知った。

もう一生使うことはないと思っていたのだが、

聞きとる日が来た。

やはり日々無駄な学習はない😌😌

 

ファーロの今の産業は

漁業と観光業だという。

 

戻ってくると朝は干潟の水がひいていたのに

もう昨日見た光景と同じ、

水が被って海になっていた。

 

キャラの濃いカップルたちとのツアーは

こうして終わった。

というかキャラが濃かったのは

ぐでたま色パンツのカップだけかもしれない。

 

 

ツアーを終えてもまだ4時間くらいあった。

ご飯を食べて、お土産屋さんを散策したりした。

それからまたベンチでこりず日光浴。

妹はコウノトリを観察していた。

 

なんとか時間を潰してバス停へ向かった。

ファーロのバス停は意外と大きい。

が、電光掲示板などの表示がない。

バス停がここで合っているのか不安になり、

窓口の女の人に聞いてみる。

電話をしていたので終わるのを待っていたのに、

はい、次の人、何?

と言うので、聞いてみた。

聞いていたのか聞いていないのかわからない顔で、

そうよ、ここ、中で待ってなさい

と言う。

私の話聞いてた?と思いながらも

待っているときちんとやってきた。

セビージャ行きのバス。

 

運転手は優しい方だった。

荷物を下に乗せ、自分の名前を言えば、

リストにチェックしてもらえる。

席は予約した時に決められている。

前に男の人がすでに座っていた。

このバスはリスボンからやってくる。

 

彼は私たちが座ると早々、

ハロー、写真撮ろうよ〜

と。

そしてベラベラ話し始めた。

アルゼンチンから来たらしく、

同じくイベリア半島を回っているらしい。

 

こっちは寝たいのに音楽をかけてうるさかった。

イヤホンをしているのにところどころ歌うのだ🤦🏻‍♀️

 

バスは橋を渡り始めた。

この橋がスペインとポルトガルの国境である。

違う街に行くだけのような勢いで国境を通過できる。

島国の私には羨ましかった。

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右がポルトガルで左がスペイン。

 

セビージャは2個停留所があるので注意。

最初に止まるほうではなく、

恐らく大体が2個目の終点の方だと思う。

3時間ほどでついた。

 

うるさいアルゼンチン人との別れは突然やってきた。

今夜の予定は〜?

よかったら飲みに行かない?

サラッとナンパ?してきた。

が、私たちは丁重にお断り。

すると彼は迷いながらも

1個目の停留所で降りたのだ。

窓から彼をみていると、彼も迷っていた。

しかしそんな彼をよそにバスは発車してしまった。

 

さよなら〜👋🏼😄

 

2個目のバス停に着き、

近くに予約していたホテルに行く。

セビージャのホテルはとても可愛かった💕

(わざとそこを選んだ)

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可愛すぎるからおすすめ💕

 

ポルトガルから来るとやはり

スペインは情熱の国だった。

夜まで音楽をかけてバルなどが開いていた。

 

明日からコロナの状況が深刻になってゆくなんて、

この時は思いもせず、

ポルトガルから運んできたブドウを食べて寝た。

 

 

にしても日焼けがひどい。

島に行ったからか、顔が真っ赤になっていた。

体も熱い。

 

今日は沢山の人に出会った。

この旅に出る前まで読んでいた本に

こう書かれていた。

 

"一期一会である。

短くて、偶然で、濃厚で、

緊張感に満ちていたが、素直なやりとり。

(中略)

あの出会いは、

不意に消えた鬼火のようなものだったが、

私の記憶の中には今もはっきり残っている。

その日、その週、

そしてその旅の間に起きた他の些事に比べ、

はるかに大きく強烈で重みのある出来事だった。"

 

 

(旅の効用〜人はなぜ移動するのか〜/Per J. Andersson)

 

確かにそうかもしれない。

お昼ご飯を食べたことよりも、

この日出会った人たちを覚えていた。

それはこの出会いがどれだけ私の旅の中で

大切だったのかを示している。

大抵の場合もう二度と会うことはない。

けれど私の記憶の中にずっと残るだろう。

 

 

ぐでたま色のパンツも😌😌😌

 

 

セビージャは1泊だけなので満喫して行く〜